2021/12/21 退職金特別プランに騙されない
2021/12/21 退職金特別プランに騙されない

2021/12/21 退職金特別プランに騙されない

こんにちは、来年に完全リタイヤを目指している「AK」です。前回、退職金にかかる税金について書いた事に引き続き、今回は退職金の運用についてです。

銀行や信用金庫には、「退職金特別」とか「退職金限定」というような名前で高利率を謳った商品が多くあります。退職金をもらって、「特別」や「限定」が富裕層向けの優遇プランだと勘違いして、うかつに飛びつかないようにしっかり吟味しましょう。

一般的には、定期預金のみのプランと、投資信託などとのセットプランの2種類が一般的です。

1.定期預金プランのチェックポイント

定期預金であれば、元本保証でノーリスクです。

より多くの利息を手にするためには、金利だけに騙されないよう以下をチェックしましょう。

・期間(1~3か月が多いですが、1年物もあります)

・預入限度額(300万円程度から数千万円まで大きく違います)

「特別プラン金利1%」と書いてあると、通常の定期預金と比べて桁違いの高金利ですが、例えば小さい字で「3か月定期、上限300万円」と書いてあったりします。
その場合の利息は、300万円×1%×3/12か月=7,500円で、20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、地方税5%)を引くと、7,500×79.685%=5,976円しか手元に残りません。
それより、「金利0.2%、1年定期、上限1000万円」の方が、1000万円×0.2%=20,000円、税引き後15,973円の方が1万円も多く受け取れます。

退職金プランは退職後1年から2年程度の期間内であれば申込可能なので、1つのプランが終わったら次の金融機関に申込して、複数の金融機関から利息を受け取ることも可能です。
こちらは、別記事でまた詳しく記載します。

2.セットプランのチェックポイント

セットプランの場合は、投資信託などの元本保証の無い商品を一定割合で組み込む必要があります。

定期預金プランと比べて定期預金部分が高金利になっていますが、投資信託は以下のようなリスクがあることを理解しておきましょう。

・価格(基準価額)変動リスク

・購入手数料、解約手数料、保有中の信託報酬

・(外国通貨建ての場合)為替変動リスク

ここでは投資信託の選び方の話はしませんが、基準価額の動き、過去の騰落率、手数料は最低限確認して購入しましょう。

私は、老後に必要な資金はある元本保証で確保した上で、残りは投資信託にも投資したいと考えているので、2,セットプランをメインに考えています。具体的な金融機関については、別記事で書きたいと思います。

ここで紹介したプランは退職した証明書などを提出することが必要ですが、次のブログでは退職前にも申込できるプランを紹介します。

2件のコメント

  1. ピンバック: 2021/12/26 退職前に申込できるスペシャルプラン – FIREでお気楽生活

  2. ピンバック: 2022/2/3 (続編)退職金特別プランに騙されない – FIREでお気楽生活

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